強さと弱さって
本当は同じトコロから生じているんじゃないのかなぁ。
似て非なるもの。
強さは弱さでもあり
弱さは強さでもある。
長所は短所になり
短所な長所になる。

強さにも色々ある。
鈍感になることも強さかもしれない。
打たれて打たれて、痛みに鈍くなることで強くなる。
堪えることができるようになる。
でも堪えることしかできない弱さでもあるのかもしれない。
何に対する強さなのか。
痛みに対する強さ。
敢えて傷つける強さ。
弱いままでいることのできる強さ。
自分が弱いと言える強さ。
強さというゲシュタルト。
一種の幻想なのかもしれない。
求めるからあるんだけど、実体がない。
何に対する弱さなのか。
痛みに対する弱さ。
相手を傷つけてしまう弱さ。
強くはないとう消極的な弱さ。
自分が強いと言ってしまう弱さ。
弱さというゲシュタルト。

単なる個の集合以上の意味を持つゲシュタルト。

弱いから好き。
強いから好き。

弱いままでいられる強さもいいよね。
自分の痛みを知らないと
相手の痛みには近づけない。
同じ涙が流せない。

弱さを知っている人は強さを知っているのではないか?
じゃないと弱いなんて言えない。
強い人は自分の弱さを知っているのではないか?
だからこそ強くいられるんじゃないかな。

知ることが目標ではなく
知って、次に何をするかが重要なんかないかなぁ。
弱さを知って、それ故に動く強さ。

優しさにも近い。
弱いから優しさが分る。
強いから優しさを押し付けない。
相手を敢えて傷つける優しさ。
たとえ自分が相手に嫌われても、
相手のことを想って、傷つける強さ。
それにココロを痛める弱さ。
そして、進む強さ。

強さと弱さは、逆じゃないんだよ、きっと。
同じものなのか、それとも同じトコロから生まれたもの。
それでいいんだろう。

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