雨。

2004年3月17日 一瞬の感情
雨はただただ、恣意的な優しさをもって、
降っていた。

一年前の感覚を
一年後の今抱いて
一年間という流れを感じた。

全てを流してくれそうで、
全てを消してくれそうで、
記憶も感情も。

湿った夜気を肺に取り入れて
家路を急いでいた。

夜の闇は恐怖よりも優しさをくれた。

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