空。

2004年6月13日 言い訳の思考
バーからの帰り道、うっすらと明ける空を見る。
下弦の三日月を眺めながら、東の空が薄っすらと明るくなっていくのを眺める。
ブルーフローライトと同じ蒼さの空が、水の入った田んぼに映る。
蛙の声が水面にコダマする。
静かにしんしんと降り積もる。
風の音も聞こえない。

夕方ジョギングする。
バーからの帰り道と同じ道を走る。
夏の夕方の匂いがする。
真っ青な空が、再び水面に映っている。
風が気持ちいい。
雨上がりだからか遠くまでよく見える。
ドコまでも澄んだ色が目に飛び込む。


こんな風景に溶け込みたい衝動。
ココロもカラダも溶かして。
まっさらな気持ちでスタートしたい。

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今日は二人の誘いを断って、一人家でのんびりした。
久しぶりにここまでのんびりできた気がする。

色んなことを考えれた気もする。

人に言った言葉を自分に反芻する。
人を通して自分に語る言葉。

漠然としていたものを
具体化してみる。

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寂しさ。
みんな抱えているんだね。

あるメンバーさんは過去に投身自殺を図ったらしい。
そんな言葉に愕然とした。
今の姿からは全く見えなかった。
そんなことを予想さえせずに、付き合っていた自分にも愕然とした。
逆にそうした目で見ない方が良いのかもしれないけど。
あまりにも近いから、障害をもっている人であるという認識でさえ
薄れてしまう。
その方が真のノーマライゼーションに違いないけど、僕はスタッフで
あるわけで。
そこんところの認識が欠如しているのは、スタッフとして失格かもし
れない。
スタッフが一番ノーマライゼーションとは程遠い人間でなくてはなら
ないってのは、一番の皮肉だよなぁ。
この職業をしていく上で、抱え続けなければならない命題。

関わる中で、一番感じるのは
寂しさ。
みんなそれを紛らわせたいんだ。
彼らだけでなく、僕らもそうだ。
そこに区別は必要ない。
そのメンバーさんも寂しいって言ってた。
他のメンバーさんも寂しいって言ってる。
ボクもだよ。

だから人を求めるんだ。

一人でいたい人は、逆にものすごい寂しがりな気がする。
一人でいる限り
これ以上独りにならずに済むからね。
裏切られることも、期待することもないからね。
別れを体験しない代わりに
出会いも体験しない。
代償。
望まなければ、裏切られることはない。

どっちが幸せかは、本人次第。

ボクは出会う方を求める。
別れが多い分、出会いも多い。
悲しいことがあるだけ、きっと嬉しいことも多いだろう。

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