ソノ歌を。
ただただ歌おう、ソノ歌を。
何も、何も言わずに歌を歌う。
その時には歌しかなく、歌がある。
聞こえるのか。
届くのか。
響くのか。

思考が言葉になる。
言葉が音になる。
空気に触れ
空気を震わせ
キミに向かう。

キミが聞いた歌はボクの歌だろうか。
歌うことしかしらないけど、歌うことならできるから。
歌は時間をこえて
歌は空間をこえて
ソコに。

その言葉はボクの言葉だろうか。
思考は伝わる言葉と音になっているのだろうか。
放つのはボク。
受け取るのはキミ。

いつまでも
ボクはキミに
受け取らせることはできない。
いつまでも
放つだけだから。

さあ歌おう。
コノ歌を。

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