ジカンって何なんだろうね。

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ジカンもヒトが発明したモノ。
発見したモノではないのだと思う。
ツクリモノ。
だから、絶対的ではない。
だから宇宙では浦島太郎だって存在する…。

両刃の刃。
ノーベル賞ものでしょう。
ノーベルが発明したダイナマイトみたいなモノ。
使い方次第。

ヒトそれぞれ流れる早さが異なる。
自分が何歳かを忘れた時、もっとゆっくりとジカンは流れるのではない
のだろうか。
精神障害のあるヒトは、(全員には当てはまらないけど)若く見える。
ジカンにとらわれていないのではないか?
昨日も今日も明日も、あまり関係ないのかな。ただの流れであって、
歳をとる、という概念と直結はしていないように思える。

そう、ジカンはジブンで作っている。
だから、歳をとる。
生物とか、物質的には、もちろん歳月は過ぎる。
時を経て、もろくなる。
それは「年」をとる。
それは必然。
でも、ヒトがいう「歳」をとるというのは、そのコトとは少し違う側面
をもつように思える。生物的、物質的には均一のジカンなのだから。
それでも、歳のとり方は違うんだ、ヒトは。

指の間からすり抜けるようなジカンを
どうすれば、つかめるのだろうか。
つかめたとしても、どうやって使えばいいんだろうか。

忙しいっていうのは、ココロだけはじゃなくて、ジカンも亡くしている
のかもしれない。

あの日、静かな流れを見た。
薄い紫に染まる川面。
寒くも暑くもなくて、ただヒトは流れるのを見ていた。
ゆるやかに流れる河とともに
その流れを。
だから、ボクも流れを会わせた。
ココロを亡くしていたから。
車から降りて、土手にたたずんだ。
彼岸も此岸もない。
ただ、ジブンが存在するだけ。
止まったかのような流れ。
その流れは
今もボクの瞳の奥で
流れたまま流れを止めている。

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