彼のコトバのリアルさの理由を聞くことができた。

彼はコトバの力に気が付いている。
そして、ひどく臆病になっているのかもしれない。
コトバでヒトを傷つけてくるたびに、ジブンにも傷が増えていく。

でもさ、コトバは傷つけるだけのモノじゃないよ。
コトバだけではないけど、色んな意味で。

彼の闇の部分。
たくさんの喪失。
ボクの想像を絶するモノ。
彼はどうして、ボクに語ったのだろうか?
彼の1/2くらいしか生きていないのに。

たくさんの後悔。
二度と帰ってこないモノタチ。
その喪失感は一体、どんなモノなんだろうか。
想像さえできない…。

彼はそんなモノをたくさん抱えて生きている。
だから生きづらいんだろうな。
そこに広がる無限のループ。
もう少し、少しでいいから自由になれれなばいいのにな。

彼はどうして語るのだろうか?
時々の息抜き。
抱えきれない時があるから。
でも、彼はそれを抱えていかないと、立てない、らしい。
ジブンが保てない、らしい。

ボクにはチカラはない。
ただ聞けるだけ。
聞いていることを伝えるだけ。
それでもいいの?
語ることで、あなたはよけいに傷つくんじゃないんですか?
でも
良かった。
話すは離すで、少し軽くなってくれるといいな。

そして、彼はボクのコトバにも耳を傾けてくれる。
コトバに乗せたモノも聞いてくれる。

ボクがどうやら眩しいらしい。
よく分からんけど…。
闇のニンゲンは光に寄って来るらしい。
誰が光だっ!?

「ソラと付き合うニンゲンは大変だろうな。
 ジブンと直面せんといけんから」

そうなのか?

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ヒトはどこまで抱えられるんだろう。

ボクはどこまで抱えられるんだろう。

比べる必要はないのかもしれない。
でも、比べてはいけない理由もない。
ただ、あるのは事実だけか。

ボクは両手を広げて、出来る限りのモノを抱えて生きていたい。
生きづらくなるためではなく、それが大事なモノだから。

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